配線設備の設計ポイント
 設置位置
 一般に、スイッチの床からの高さは1,100〜1,200mmであるが、900〜1,000mmの高さにする。また、コンセントにおいては、床から200mm程度が標準であるが、冷蔵庫やテレビなど常時差した状態のコンセントは現状の高さでもよいが、抜き差しを頻繁に行うコンセントが低い位置にあると、かがむ動作が困難な高齢者には負担がかかるので、床から400mm程度の高さに設置することが望ましい。また、コンセントの設置位置を高くする場合には、コードに脚を引っかけた際にマグネットが外れてコンセントが抜けるマグネットキャッチ式コンセントを検討する。
 表示部     
 できれば、大型表示のスイッチを検討する。あわせて夜中などにスイッチ部分が光る明かり付きスイッチなども有効であろう。
 設置個所     
1ヶ所に複数のスイッチが設置されると、どの照明器具と対になっているのかが分かりにくくなり不便を感じることがあるので、できればスイッチは1カ所に3つ以下としたほうがいい。
 緊急対応     
 浴室などで転倒し、倒れた状態でも緊急通報が可能なスイッチが有効であり、プルスイッチ付き押しボタンスイッチを検討する。
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